カイゼンのヒント

ITインフラの可視化とその効能

ビジネスの世界で最近良く耳にするトヨタ式「カイゼン」。その改善に欠かすことの出来ないキーワードが実は「見える化」です。可視化することで問題が顕在化され、よって何をどのように改善すべきかに挑戦する。この飽くなき改善スパイラルをITインフラ環境においてどのように実現するか?また実現することで得られる多くの効能。当サイトではITインフラ性能分析からサービスレベル測定に至るまで、具体的に分かりやすく役に立つ情報を提供して参ります。

(担当:株式会社ビーエスピー プロダクト推進部 菅原 潔明)
[2005年11月2日]

トヨタ流「見える化」のすすめ

ビジネスの世界で最近良く耳にする言葉にトヨタ式「カイゼン」があります。その他にもトヨタには多くのキーワードがありますが、中でも重要なキーワードの一つに「見える化」という言葉があります。この言葉の目的は「強い現場」をつくるため、現場で起きている様々な問題を隠さないで、見えるようにすることで、「問題の顕在化」を行います。このことが「自ら問題を発見し、解決しよう」とするモチベーションを現場に芽生えさせることを徹底させるものであり、これがトヨタの「カイゼン」につながってきます。

ITシステム運用の現場ではどうでしょうか

ITシステム運用の現場にこれをあてはめた場合においても「問題の顕在化」は、やはり重要 です。大規模化、多様化、複雑化の傾向が増すITインフラを、さらに安定して運用するため に、「見える化」いわゆる「可視化」は非常に重要な要素となってきているのです。ITイン フラにおいて可視化を実現するためには、どのようなことが必要なのでしょうか。

BSPの提供するITインフラ「可視化」

ITインフラにおいて可視化を実現するために必要なことは、各種インフラ上のログを一元的 に管理することです。具体的に言えば、各種サーバのCPU、メモリ、ディスク等の性能ログ、あ るいはネットワークのMIB情報等(以下監視ログ)を、自動で定期的に(例えば1時間ごとに) 専用のデータ収集サーバで収集し、保存することが求められます。しかし、この監視ログの情 報量は非常に膨大なものであり、多いところでは月間1億件にも及ぶ場合もあり、しかも1年 または複数年におよび長期保存しなければなりません。このような情報を自由かつ迅速に取り 扱うためにはDBへの正規化された形での保存は必須となり、こうして可視化の基盤はでき上が ります。次に必要なことは、「みることで何がわかるか、できるか」であり、そのためには 「何をみるか」、「どのように視るか」になります。

視ることで何がわかるか、できるか

  1. 性能分析ができます
    システムの性能は普段から把握できていますか?普段の状態を把握しておかなければ、正しい 効果測定はできません。
  2. 定例トレンド分析ができます
    システムの性能やパフォーマンスの傾向は、定期的に把握できていますか?障害を予防するた めには、事前に傾向を把握し対策を講じる必要があります。
  3. 障害分析・ボトルネック分析ができます
    レスポンスダウンなどの障害が発生した場合、原因をすばやく把握できますか?直ちに障害分 析できるインフラ作りは急務です。
  4. キャパシティプランニングができます
    システムの性能は要件を満たしているでしょうか?要件を満たさなくなった場合、構成を見直 す必要があります。
  5. サービスレベル測定ができます
    運用監視サービスの品質を可視化できていますか?エンドユーザからの連絡を受けて初めてサ ービスレベルの低下を認識するようでは、対応が遅れてしまいます。
  6. 定例報告書作成(月次レポート)ができます
    性能分析結果をレポート化する際、多数の手間・労力がかかっていませんか?完全自動化する ことでレポート作成工数削減、単純労働から開放されます。

このように、ITインフラの可視化を実現することで非常に多くの効果を得ることができ、お 客様の運用監視業務を、より高い品質の運用へと変えることができます。

次回以降は、ITインフラの可視化を実現した事例を中心に、分析方法、実施の効果等をご紹介 していきます。

性能分析
システムの性能は普段から把握できていますか? 普段の状態を把握しておかなければ、問題の予兆を見逃してしまいます。
定例トレンド分析
システムの性能やパフォーマンスの傾向は、定期的に把握できていますか? 障害を予防するためには、事前に傾向を把握し対策を講じる必要があります。
障害分析・ボトルネック分析
レスポンスダウンなどの障害が発生した場合、原因を把握できていますか?
キャパシティプランニング
システムの性能は要件を満たしているでしょうか? 要件を満たさなくなった場合、構成を見直す必要があります。
サービスレベル測定
サービスの品質を可視化できていますか? エンドユーザからの連絡を受けて初めてサービスレベルの低下を認識するようでは、対応が遅れてしまいます。
定例報告書作成
性能分析結果をレポート化する際、多数の手間・労力がかかっていませんか?

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