カイゼンのヒント

ITシステム運用におけるスキル向上

人材育成について悩まれているITシステム運用の部門長の方々が多数いらっしゃいます。 “スキルアップ”を目指した計画的な人材育成を着実に遂行している運用部門長のおられる会社はさまざまな現場の課題のみならず経営課題を適切に解決されておられるように実感しています。
当シリーズでは、「ITシステム運用部門に求められるスキル」とはどのようなものなのか、また、スキルアップのためのポイント、具体的な実施計画等についてお話します。

(担当:株式会社ビーエスピーソリューションズ 運用コンサルテイングチーム 小池拓)  
[2005年11月30日]

中堅社員が必要なスキルとは

中堅社員というと中間管理職を想像しがちですが、ここでの中堅社員とは入社してから、3〜5年の社員の方々をいいます。この年代の方々は、会社の中においてようやく戦力として認められ、次世代のリーダー候補として期待しているのではないかと思います。
この年代は、次世代のリーダー候補であると同時に、社員間の実力差がもっとも顕著に出てくる年代ともいえます。早い時期から頭角を現す社員、自信喪失している社員、マイペースで大器晩成型社員とさまざまです。また、ご本人も仕事の楽しさを感じて“バリバリ”仕事している方もいれば、「自分はこのままでいいのか」と悩みながら仕事をしている方もいらっしゃると思います。
上司としては、次世代のリーダー候補を大切に教育して、更なる企業発展に結び付けていきたいとお考えになられていると思われます。2005年秋に開催された“BSPフォーラム”に参加された方々にアンケートのご回答をいただきましたが、「人材教育」を課題に挙げられている方々が多くいらっしゃいました。特に、役員・役職者の方々より高い関心がよせられました。 2005年秋、BSPフォーラム【東京】役職別 取り組みテーマ

このように期待が高い「人材教育」ですが、今回は、教育効果が高く、また、効果が上がりやすい年代である中堅社員の方々を対象に学んでほしい“スキル”として、以下の6項目を提案いたします。

  1. 当事者意識(参画意識)
    発生している問題・課題の解決を積極的に取り組み、当事者意識(参画意識)を持つ。
  2. モチベーションコントロール
    仕事における成功事例を再確認し、仕事をする上での“楽しさ”感じられ、モチベーションの向上を自分で意識できる。
  3. コミュケーション能力
    チームの一員として、チームワークを促進し相手の立場に立って考えることができる“くせ”をつける。
  4. 中堅社員のリーダシップ
    上司が求めている後輩育成を含めたリーダーシップを理解する。
  5. サービスレベル(品質)への意識
    サービスレベル(品質)とは、サービスレベルの向上はどうして必要なのかを理解する。
  6. 顧客への意識
    日々のシステム運用業務では、“顧客の顔”が見えないことが多いため、顧客の求めている“サービス”を理解し、顧客の視点で考えられる能力を養う

BSPソリューションズでは、システム運用に携わる中堅社員の方々を対象にし、上記の項目を学んでいただくセミナー等を定期的に開催しています。次回は、セミナー参加者と上司の方々から、自己の成長感や上司からみた効果をお聞きした内容をレポートいたします。

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