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BSPプロダクト活用事例[2007年10月17日]
日本出版販売株式会社様 活用事例
王子流通センターの再構築に合わせて
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| 日本出版販売株式会社 王子流通センター システム部 流通システム課 システム開発担当 関 利磨氏 |
1949年9月10日設立の日本出版販売株式会社(略称:日販)は、書籍・雑誌の取次販売を核とする、業界No.1の出版販売会社です。
全国約3,500社の出版社、約11,000軒の書店、及び22,000軒のコンビニエンスストアを結んで、書籍、雑誌の円滑な流通を担っています。
日販は、早い時期から最先端技術を結集し、流通業務のシステム化、FA化を推進してきています。最初の電算システムは、1964年に導入され、1970年にはオンライン化を開始しました。 こうした中、王子流通センター(東京都北区)は、1974年に開設されました。
その王子流通センターで10万点、500万冊の書籍を取り扱う物流システムの一つ、「在庫補充発注システム」がオープン系で再構築されるきっかけになったのは、「王子NEXT」プロジェクトでした。このプロジェクトはオールデータ化、トレーサビリティー、リアルタイムをキーワードとする新しい流通センターの構築を目指すもので、日販の中期経営計画「NEXT」の重要テーマに位置づけられています。
2007年7月に予定されていた新流通センターの構築を成功させるには、在庫補充発注システムの機能も大幅に拡張する必要がありました。従来の定期発注方式に加え、随時発注方式を構築し、適正適量発注を実現すること、不良在庫を判断し、在庫スペースを確保することが求められました。
この機能拡張に合わせてオープン系に移行しようとした理由を、システム開発担当の関利麿氏(王子流通センター・システム部・流通システム課)は次のように語ります。「現状の在庫補充発注システムは、発注量計算式が売行良好書も含めて全銘柄同一であるため、過剰在庫の原因となっていました。発注担当者の作業負荷を軽減するための発注量計算式の変更、発注判断すべき銘柄の情報開示やビジュアル化という新機能を追加するには一から作り直した方がよいと考えられましたので、最新の技術を活用するために、メインフレームからオープン系サーバに移行することにしました」
メインフレームで使い慣れたA-AUTOをオープン系にも採用
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| 日本出版販売株式会社 王子流通センター システム部 EDP課 工程第二係 運用管理担当 山縣 政宏氏 |
在庫補充発注システムのオープン系への移行に際して、メインフレームと同等のジョブ管理システムをオープン系にも構築する必要がありました。運用管理に携わる山縣政宏氏(王子流通センター・システム部・EDP課・工程第二係)によれば、「物流システムが稼動するメインフレームではビーエスピーのジョブ管理ツールA-AUTOで一日に約7,000JOBをスケジュールし、処理していました」。在庫補充発注システムや、今後予定されているシステムがオープン化されても、バッチ処理の大半は残るため、可用性の高いジョブ管理システムがオープン系にも必要であると考えられたのです。
オープン系のジョブ管理ツールに日販が求めた要件は、三つあります。
第1は、メインフレームのA-AUTOとスムーズに連携できることです。「システムの移行はメインフレームのシステムの一部を切り出して行うことになりますので、メインフレームのジョブからオープン系のジョブに処理やデータを引き継ぐ仕組みが不可欠だったのです」(山縣氏)。技術的にはファイル転送ツールでの連携も可能でしたが、「大規模なシステムでは管理が煩雑になり無理が生じる」(山縣氏)との判断に基づき、候補から外されました。
第2に、ジョブスケジュール機能が充実していることも重要でした。「多くの取引先様や物流現場の要望にお応えするために、イレギュラー処理やスケジュール変更を頻繁に実施しています。これをオープン系でも実現する必要がありました」(山縣氏)。
第3に、メインフレームで培った運用管理ノウハウを生かせることも重要でした。「今のメインフレームの高い運用品質をオープン系でも実現する必要があります。そのために、メインフレームのノウハウを最大限活用していきたいと考えました」(山縣氏)。
数社のジョブ管理ツールを慎重に比較検討した上で日販が選択したのは、ビーエスピーのオープン版A-AUTOでした。採用を決めた理由を、山縣氏は「求める3つの要件をいずれも満足できるレベルで実現できるものはA-AUTOだけでした。基本的にメインフレームと同じ機能を備えていますから、何も心配なく決断できました」とコメントしています。
プラットフォームが増えても運用管理の工数は従来と同じ
採用が決まった2006年9月末からおよそ2週間後の10月15日、オープン版のA-AUTOは稼働を開始しました。オープン系のジョブ管理は新設のオープン版A-AUTOサーバが担当し、メインフレームとのジョブ連携はA-AUTO/Connect(プラットフォーム間ジョブ連携モジュール)を利用して行われています(図1)。
移行に際して、運用管理の要員を増やす必要はありませんでした。「メインフレーム担当の運用管理チームがそのままオープン系のジョブ管理を行っています」(山縣氏)から、プラットフォームが追加されたにもかかわらず、運用管理に要する工数は増えていません。また、ジョブの進捗状況をA-SUPERVISIONでモニタリングするようにした結果、メインフレームとオープン系の両方のA-AUTOを1台のWindows PCで集中監視できるようになりました。
メインフレームとオープン系の間でバッチジョブの連携が可能になったことを受けて、日販は同じ仕組みを他のシステムにも適用していこうと考えています。
その有力候補の一つが、王子流通センター内のFAシステムを制御するコンピューターです。また、将来的には基幹系システムが稼働しているもう1台のメインフレームとの連携も視野にいれています。「基幹系システムのメインフレームにもA-AUTOは導入されており、書籍の物流システムと密接に連携しています。A-AUTO/Connectを使えば、より安全な連携が実現できます」と、山縣氏は考えています。
業務システムごとにプラットフォームを使い分けている企業においても最適なジョブ管理が行えるように、ビーエスピーはこれからもA-AUTOのマルチプラットフォーム性を高めていきます。





