運用事例集

BSPプロダクト活用事例

[2006年6月28日]

株式会社菱化システム様 活用事例

TIA Report採用でリソース情報の
レポート作成を自動化
レポート作成時間の大幅な短縮を実現


株式会社菱化システム様は、来るべきコンピュータネットワーク時代に備え、三菱化学グループのIT機能を一社に集約するという戦略的な基本方針のもとに、1970年に設立されたユーザー系IT企業です。

渋谷正吉氏写真
システムマネジメント本部
システム運営センター
渋谷 正吉氏

現在では、三菱化学グループはもちろん、一般企業に対しても、物流オンラインシステムから始まり、生産管理システム、ERP・基幹業務システム、最先端の計算科学ソフトウェアなど、常に幅広いITソリューションを提供すると同時に三菱化学グループの企業ネットワークの運営を専任するなど、各種インフラサービスの開発を行っています。こうした事業を支える同社のシステムマネジメント本部では、つぎの4項目のミッションを掲げ活動しています。まず「進化するITを駆使して業務効率化/業務改革を支援すること」、第二に「安価で良質で安全なITサービスを提供すること」、第三は「三菱ケミカルホールディンググループの共通・横断の施策を推進すること」、そして最後に「菱化システムのセンター化と自立化を支援すること」です。今回は、およそ200社以上にのぼるグループ企業での豊富なシステム運用経験と、日本を代表する大規模ネットワークの運営・管理ノウハウで高い評価を得ている、株式会社菱化システム システムマネジメント本部 システム運用センターの渋谷 正吉氏に、BSPのTIA Reportについてお話をうかがいました。

株式会社菱化システム 本社
お客様会社概要
名称 株式会社菱化システム
事業内容 ITソリューション(ERPソリューション、アウトソーシングソリューション、セキュリティソリューション、科学技術ソリューション)の提供
設立年月日 1970年4月1日
HP http://www.rsi.co.jp/

月次レポート作成の自動化ツールとしてTIAReportを採用

TIA Reportの導入が決まったのは、2003年12月。その1ヵ月後からあるユーザーに月次報告をださなければならないことがきっかけだった。年末で業務がピークを迎える中、本番までに残された時間は、決して余裕があるわけではない。何台ものリソース情報を定期的に提出する必要があり、要件ごとにデータを取得し、これを加工してレポートを作成する作業を手動で行うことは非効率的であり、レポートの作成を自動化するツールを探していた。ちょうどその時、Web上でTIAReportを知ることになり、早急に製品デモ・評価を実施し、この製品がイメージどおりの製品であることを確認した。2004年1月TIA Reportを利用して、定例報告レポートを自動的に作成できるしくみを構築した。「提出しなければならないレポートの内容は、毎月決められています。どのような項目をどのように取得するかさえ把握していれば自動化することができるはず。レポート作成において重要なのは手軽さと見易さ。これを実現することで我々は、本来の目的であるITインフラの分析に注力できるという狙いもありました。」と渋谷氏は導入当時を振り返る。

導入効果:短縮した時間をデータ分析にあて、守りを強化しさらに攻めの体制へ

「TIA Reportは、出力する項目と出力形式さえ決めてしまえば、自動的にWordやExcel、PDFに作成することが可能です。また、出力形式も縦型、横型と選択が可能で、表紙、目次まであり、そのまま見栄えの良いレポートとして出力できる点も魅力でした。さらに、ブラウザを利用し、Webに出力する機能を活用することで、ユーザーへ自由に公開できる仕組みを構築できました。」(同氏)
TIA Reportは、Tivoli/AppManagerと連携していたことから、データの取得部分について工数はかからなかったという。しかも、データ仕様を公開していることから、独自で収集していたデータも容易に取り込むことができるようになった。

レポート作成工数が2時間に。短縮した時間をデータ分析にあてることで、「守り」を強化し、さらに「攻め」の体制へ

このようにTIAReportを採用することで、定期的なリソース情報のレポート作成を完全に自動化。出力まで150時間かかっていたものが、2時間にまで短縮でき、この短縮した時間をデータ分析にかけることで、より信頼性、安定性の高いサービスを提供する仕組みを構築したのである。また、TIA Reportの様々な分析グラフ機能は、ボトルネックや兆候を判断しやすくなったという。同社では、TIA Reportをレポートツールとして位置付けている。「レポートを出力するという点に対してはそれなりの評価を得ています。しかし、例えばデータ収集部分のさらなる簡略化や他ツールの連携などはまだ課題もあります。TIA Reportに対しては、レポートスタイルのテンプレートを増やすことや、当社の要望を取り入れたレポート提案など、分析やレポート出力を更に強化したツールとして今後さらに進化していくことを期待しています。」(同氏)

同社では、[1]ITにおけるグループガバナンス向上を通じて効率の良いグループ経営を支援することでグループ総合力の強化に寄与する、[2]三菱ケミカルホールディンググループの情報システムのレベル向上を通じて企業グループ目標の推進を支援することで事業競争力の強化に寄与する、という2つの目標を掲げ活動している。そして、この根幹を支えるのが、運用である。最後に運用をどう位置づけるかという質問に対し、「よい運用体制を築くためには、まず100%の品質を目指してしっかり守ることと、さらによく改善していくという2つのミッションがあります。守りながら、改善していくことは非常に大変なところがあります。しかし、改善しなければ成長しないだけでなく、変化する環境にも対応できません。運用は保守だという考えの方もいらっしゃいますが、運用するという視点が欠落していては、たとえ新しいシステムを導入しても、それを本当に上手く機能させることはできません。システムを運用するという業務を通じ、様々なことに”気づく・ヒラメク”チャンスがあります。この”気づき・ヒラメキ”こそ、さらによいシステムを構築するための糧であり、改善のヒントだと考えます。」と渋谷氏は力強くまとめた。

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