![]() |
![]() |
||||||
|
当サイトは会員制有償サイトです。 検索 |
|||||||
BSPプロダクト活用事例[2007年9月26日]
大鵬薬品工業株式会社様 活用事例
グローバル・ニッチ・ベンチャーを目指して
|
![]() |
| 大鵬薬品工業株式会社 情報システム部 システム管理室 主任 大西 勝氏 |
こうした一連のオープン化に際して問題となったのが、バッチジョブ管理と帳票管理をどのように移行するかということでした。
製薬企業の販売系システムには、業界VANを通じて卸から毎日伝送されてくる売り上げデータを集計して公開する機能が欠かせません。入力データがバッチ方式で送られてくるので集計処理もバッチ方式で行う必要があり、運用管理を担当している大西 勝氏(情報システム部・システム管理室・主任)によれば「毎日、1,500以上ものバッチジョブが実行されていました」。同社ではその管理に株式会社ビーエスピー(BSP)のA-AUTOメインフレーム版を使用しており、これに匹敵する能力を持つオープン系のバッチジョブ管理ツールが求められていました。
また、帳票管理については、2008年7月までの間、センタープリンターと電子帳票システムをメインフレームとオープン系サーバーで共用できるようにする必要もありました。メインフレーム側にはBSPのA-SPOOLが導入されていましたから、それとの親和性も重要な採用条件の1つとなりました。
これらの要件をベースに、慎重な選定作業が進められた結果、バッチジョブ管理にはA-AUTO for UNIX、帳票管理にはBSP-RMが採用されることになりました。
「同じA-AUTOのUNIX版であり、20年以上におよぶ実績で培われてきた運用ノウハウを継承できることを高く評価しました。さらに、メインフレーム版のライセンスをオープン系に振り替えるライセンス交換サービスがあり、移行コストを最小限に抑えられることも大きな魅力でした」と、榎本氏は選定の理由を語ります。帳票管理のBSP-RMについては、プリンターと電子帳票システムのベンダーによる推奨が決め手となりました。
メインフレーム時代の運用ノウハウがオープン系にも活かせた
採用が決まったA-AUTO for UNIXとBSP-RMは2005年末に大鵬薬品に納入され、TRPのテスト段階から稼働を開始しました。
A-AUTO for UNIXが組み込まれた運用管理サーバーはクラスター構成になっていて、データベースサーバーや業務サーバーで実行されるバッチジョブのスケジューリング、キューイング、実行制御を行う仕組みです(図1参照)。また、メインフレーム側のA-AUTOとは業務アプリケーション連携(EAI)サーバーを介して連携し、データ交換に伴うバッチジョブの起動などを実現しています。
一方、帳票をセンタープリンターや電子帳票システムに出力して配布する処理は、メインフレーム側のA-SPOOLとオープン系側のBSP-RMのどちらからも行えるようになっています。A-SPOOLに登録されている配布情報はBSP-RMでもそのまま使えますから、設定作業を重複して行う必要はありませんでした。
日常の運用管理での使い勝手について、大西氏は「A-AUTOからA-AUTOへの移行でしたから、オープン系になっても運用形態はほとんど変わっていません」と語ります。また、メインフレーム版A-AUTO用に社内で開発していた無人運用ツールをオープン系に載せ替えた結果、運用工数もメインフレームと同程度に抑えることができました。
間接的にではありますが、A-AUTO for UNIXとBSP-RMの導入は経営管理面でも一定の効果をもたらしています。「TRPは経営指標の可視化を目的としたシステムですから、それがオープン系で稼働したことにより、経営層は会社の状況を正確かつ迅速に把握できるようになりました」(榎本氏)。
さらに、2008年7月にTIPが本稼働を迎えると販売・物流業務の処理フローがスリム化され、データベースの一元化とコード体系の整理も一段落します。この時点でIT基盤はオープン系に一本化されますから、ダウンサイジングによるコスト圧縮の効果も所期の目標通りに得られることでしょう。
「オープン系への移行そのものは無事に完了しそうですが、その先には、日々のシステム運用が待ちかまえています。BSPには、オープン系を運用するための幅広いアドバイスなども期待しています」と、榎本氏。BSPの運用管理ツールは、製薬企業における業務改革にも役立っています。





